PanasonicのU字ロック SAJ080 を収納できるサドルバッグ・フレームバッグ
PanasonicのU字ロックであるSAJ080を入れることができるサドルバッグ・フレームバッグを紹介します。
いずれも、筆者が実使用したものです。
SAJ080の寸法については別の記事をご覧ください。
TOPEAK Aero Wedge Pack Lサイズ
TOPEAKのサドルバッグ「エアロウェッジパック」には、容積を拡張できる「エクスバンド機構」という機能があります。これは、バッグの中ごろにあるファスナーを開くことで容積を大きくする機能です。
「エアロウェッジパック」のLサイズにおいて、この機能を使っている状態であれば、SAJ080を入れることができます(分解していない状態で入ります)。開口部のファスナー開閉も可能です。
(このように斜めにしたほうが出し入れしやすいですが、水平にしても出し入れはできます。縦にすると入りません)
なお、TOPEAKの“Aero Wedge Pack”は、サドルへの固定方法を異にする2つのバージョンがあるようですが(ストラップマウント式と、クイッククリック式)、筆者が使っているのはストラップマウント式の方です。
ROCKBROS AS-018
ROCKBROSのフレームバッグ AS-018 に、入ります。*1
AS-018を横から見た形は五角形で、前方から1/4あたりが最も高さがあり(最大16cm)、そこから離れるにつれて細くなっています。*2
SAJ080を立てた形にすれば、AS-018の前方にも後方にも入れることができます(それ以外の向きでは入りません)。
高さが16cmある前方に入れるほうが、出し入れの動作はしやすいです。
PanasonicのU字ロック SAJ080 のサイズ(重さ以外)と、コンパクトな収納のコツ
PanasonicのU字ロック SAJ080 のサイズ計測結果です。
直線状のロック部分と、U字部分、およびカギのそれぞれを測りました。
- 錠
- 横幅:最大13.1cm
- ロック部分のみ:13.1cm
- U字部分のみ:11.2cm
- 高さ:最大17.6cm(施錠時)
- ロック部分のみ:4.0cm
- U字部分のみ:16.5cm
- 厚み:最大3.2cm
- ロック部分のみ:3.2cm
- U字部分のみ:2.0cm
- 対角線長:最大19cm
- 施錠時の内径
- 横幅:7.0cm(ロック部分に接する箇所)~7.4cm(U字のカーブしている箇所)
- 高さ:12.5cm
- 横幅:最大13.1cm
- カギ
- 横幅:5.5cm
- 高さ:2.3cm
- 厚み:0.9cm
鍵穴にカギを挿したままにすると、カギの分で高さが3.3cm増えます。
コンパクトに収納するコツ:ロック部分とU字部分を分ける
解錠した状態でU字部分をロック部分から取り外し、かつロック部分のみで施錠する(カギを回す)と、カギを鍵穴から抜くことができます。この状態になれば、ロック部分/U字部分/カギをそれぞれ別々に保管することができます。*1
この状態が、最もコンパクトに持ち運べるでしょう。
関連記事
SAJ080を、分解せず施錠した状態で収納できるサドルバッグについて紹介した記事があります。
*1:ただし、施錠をする際は必ずカギが必要です。錠のみでは施錠ができません。
Panaracerのワンタッチポンプ BFP-02AGEZ2 で仏式バルブに空気が入らないときの対処法
Panaracerの「ワンタッチポンプ」という口金を採用したポンプ(空気入れ)である BFP-02AGEZ2 で仏式バルブのチューブ等に空気を入れようとしたときに起こりがちな問題は、
取扱説明書(PDF)に書いてある手順で口金をバルブに差し込むと、口金が固定されず(ときには口金が傾むき)、そこから空気が漏れたりし、そのままこのポンプのハンドルを押し下げても空気が入っていかない。
ということであろうと思います。
この問題を解消し、正しく空気を入れるための操作手順がAmazonレビューに掲載されていましたので、紹介します(下記)。私はこの手順に従うことで、正しく空気を入れることができました。
仏式バルブに差し込む時に、
1. ポンプヘッドの逆側(灰色プラスチック側、英式側)を指で押さえながら、
2. 青色プラスチック側の中へ仏式バルブを「十分に奥まで差し込んで」、
3. 最後にポンプヘッドの中身をスライドさせる(灰色側が出っぱり、青色側のプラスチックがバルブを噛む)
というような手順を気をつければ、問題なく使えると思います。そうでない場合、ポンプヘッドが仏式バルブに対して直角にならずに、グラグラして空気が漏れます。
(仏式、ポイント「十分に奥まで差し込む」)
要するに、ポンプヘッド(=口金)を仏式バルブに押し込み終わるまでは、反対側の英式バルブ口を指で押さえつけて、英式バルブ口が飛び出てこないようにし続けておき、押し込み終わったところで初めてその指を離して、それからポンプヘッド全体を仏式バルブ側へスライドさせるという操作が必ず必要というわけです。
(写真下側が仏式、上側が英式。押し込み終わるまではこの形を保つ)
「英式バルブ口を指で押さえつけたままで、仏式バルブの奥まで差し込む」という必須の動作が、取扱説明書には載っていないのです。空気が入っていかなかった原因はそれです。
そのような操作が必要であることは、PanaracerがYouTubeで公開しているこの動画からも観て取ることができます。
必ず必要な操作は、取扱説明書に漏れなく載せておいてほしいものですね。