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自転車のちょっとしたことを書くブログです

Panaracerの「ワンタッチポンプ」で仏式バルブに空気が入らないときの対処法

パナレーサーの「ワンタッチポンプ」という口金を採用した空気入れ(例えばBFP-02AGEZ2など)で仏式バルブのチューブに空気を入れようとしたときに起こりがちな問題は、

取扱説明書(PDF)に書いてある手順で口金をバルブに差し込むと、口金が固定されず(ときには口金が傾むき)、そこから空気が漏れ、そのままこの空気入れのハンドルを押し下げても空気が入っていかない。

ということであろうと思います。

この問題を解消し、正しく空気を入れるための操作手順がAmazonレビューに掲載されていましたので、紹介します(下記)。私はこの手順に従うことで、正しく空気を入れることができました。

仏式バルブに差し込む時に、
1. ポンプヘッドの逆側(灰色プラスチック側、英式側)を指で押さえながら、
2. 青色プラスチック側の中へ仏式バルブを「十分に奥まで差し込んで」、
3. 最後にポンプヘッドの中身をスライドさせる(灰色側が出っぱり、青色側のプラスチックがバルブを噛む)
というような手順を気をつければ、問題なく使えると思います。そうでない場合、ポンプヘッドが仏式バルブに対して直角にならずに、グラグラして空気が漏れます。

出典:仏式、ポイント「十分に奥まで差し込む」

要するに、ポンプヘッド(=口金)を仏式バルブに押し込み終わるまでは、反対側の英式バルブ口を指で押さえつけて、英式バルブ口が飛び出てこないようにし続けておき、押し込み終わったところで初めてその指を離して、それからポンプヘッド全体を仏式バルブ側へスライドさせる=もう一回押し込むという操作が必ず必要だというわけです。


(写真下側が仏式、上側が英式。押し込み終わるまではこの形を保つ。押し込みが終わったら、英式バルブ口を押さえている親指を離してから、このポンプヘッド全体を仏式バルブの根元方向へもう一回押し込む=スライドさせる)

そのような操作が必要であることは、パナレーサーYouTubeで公開しているこれらの動画からも観て取ることができます。*1

必ず必要な操作は、取扱説明書に漏れなく載せておいてほしいものですね。

*1:ところが、取扱説明書には載っていません。