Wahooのサイクルコンピューター ELEMNT BOLT V2(型番:WFCC5 / 2021年発売モデル)について、実際に使って気づいたことや、トラブルへの対処法を随時書いていく記事です。
(最終更新:2023/01/14)
〈目次〉
- ワークアウト中の「自動停止」を手動停止に変更する方法
- ナビ機能を使用中に「目的地への自動リルート」が可能な場合
- 任意の期間の「走行距離の合計値」や「走行時間の合計値」を通算して表示する機能は存在しない
- 本体をコンパニオンアプリでペアリングできるスマートフォンは(おそらく)1台のみ
- 両端がUSB Type-Cのケーブルでは充電できない
ワークアウト中の「自動停止」を手動停止に変更する方法
ワークアウト中に「自動停止」したとき、中央のボタン(=再開)を押すことで一旦「再開」させ、すかさず中央のボタンをもう一回押すと、手動停止の状態になります。
ナビ機能を使用中に「目的地への自動リルート」が可能な場合
※iOS版コンパニオンアプリのバージョンが1.63.1かつ、本体のバージョンがWA45-15592の場合です(2023/01/03時点の最新版)。
ここで「目的地への自動リルート」とは、ELEMNT BOLTのナビ機能を使用中に、「事前に作成したルート」上から自分が外れた場合に、目的地に至るまでの新たなルートをELEMNT BOLTが自動で作成して、ナビ画面の地図上に黒矢印で描画してくれることを指します。
コンパニオンアプリの「ルートを選択」の画面(参照)からルートを選択するとき、その選択肢(=ルートの作り方)は8種類あると思いますが、筆者が使用した経験があるものに限って、「目的地への自動リルート」の可否を挙げれば、下記のとおりです。
- 「公開ルート」:使用経験なし
- 「希望する目的地は…」から作ったルート:自動リルート可
- 「履歴から作成」から作ったルート:使用経験なし
- 「ウェブから同期」から作ったルート:使用経験なし
- 「ファイルからインポート」から作ったルート:使用経験なし
- 「サイトレースしてスタートへ戻る」から作ったルート:使用経験なし
- 「スタートするルート」から作ったルート:使用経験なし
- 他のアプリから同期したルート
- Strava:コースへの自動リルートが可(目的地へのリルートではない)*1
任意の期間の「走行距離の合計値」や「走行時間の合計値」を通算して表示する機能は存在しない
※iOS版コンパニオンアプリのバージョンが1.63.1 かつ、Android版のコンパニオンアプリのバージョンが1.63.0.19かつ、本体のバージョンがWA45-15592の場合です(2023/01/03時点の最新版)。
「走行距離の合計値」や「走行時間の合計値」は、あくまでも各回のライド(=ワークアウト)ごとに測定されているので、各回のライドを終了すると、それらの値はリセットされてゼロに戻ります。
従って、任意の複数回のライドを通算する形での、「走行距離の合計値=トリップメーター」や「走行時間の合計値」を表示することは、基本的にできません。オドメーター(=総走行距離計)も存在しません。
週ごとの合計値を表示する機能は存在する
ただし、週ごとの「走行距離の合計値」や「走行時間の合計値」を表示することはできます。
コンパニオンアプリの「履歴」タブにそれが表示されています。
(灰色の部分には、走行したルートが地図画像として表示される)
ここでの合計値の計測期間は、「月曜日から日曜日までの7日間」です。
本体では、履歴ボタン→週ボタンと押すことで、その週の合計値のみを見ることができます。
週ごとの合計値を読むためのその他の方法
ELEMNT BOLTで記録したデータをStravaにアップロードしている場合、Stravaの「ダッシュボード」や「トレーニングログ」のページにおいても、週ごとの走行距離と走行時間の合計値を読むことができます。
Stravaにおいても、合計値の計測期間は「月曜日から日曜日までの7日間」となっています。
本体をコンパニオンアプリでペアリングできるスマートフォンは(おそらく)1台のみ
※iOS版コンパニオンアプリのバージョンが1.63.1 かつ、Android版のコンパニオンアプリのバージョンが1.63.0.19かつ、本体のバージョンがWA45-15592の場合です(2023/01/03時点の最新版)。
1台のELEMNT BOLTを、iPhone1台とAndroidスマートフォン1台(合計2台のスマートフォン)にペアリングできるかを試してみたところ、ペアリングできるスマートフォンは1台のみであるらしいことが分かりました。
他のスマートフォンにペアリングしたい場合は、従来ペアリングしていたスマートフォンとのペアリングを解除してから、新たにペアリングする必要があるようです。
逆方向(=1個のコンパニオンアプリでペアリングできるELEMNTの台数)は不明です。
両端がUSB Type-Cのケーブルでは充電できない
充電するためには、充電器に接続している側の端子がUSB Type-Aになっているケーブルである必要があります。
*1:「コースへの自動リルート」の場合は、リルート部分が青矢印です。